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ご家庭でプロの盛り付けを再現!
~「贅沢お刺身」のコツをご紹介~

「お刺身」と聞くと、少し特別な料理というイメージがあるかもしれません。
でも、ちょっとしたコツを知っていれば、ご家庭でもお店のような美味しいお刺身を楽しむことができます。
今回は、豊洲市場から毎日届く新鮮な魚を調理している、ベテラン調理スタッフに、
家庭で簡単にできるお刺身の切り方や盛り付けの秘訣を聞いてきました。
この記事を読めば、いつもの食卓がちょっぴり豪華で、特別な空間に変わること間違いなしです。

味わいを引き出す「柵の切り方」3つのポイント

お刺身の美味しさを左右するのは、なんといっても包丁の入れ方。
プロが実践している簡単なコツをご紹介します。

1. 鮮度を保つ「冷やしてから切る」
購入した柵をすぐに切らず、まずは冷蔵庫で1時間以上冷やすのがポイントです。身が引き締まり、より美しく切れるようになります。
特に夏場は、柵から水分が出ると味が落ちやすいため、保冷剤や氷を入れた保冷バッグで持ち帰るのがおすすめです。

2. 包丁は「斜め45度」に
包丁は、魚の繊維を断ち切るように斜め(目安45度)に入れるのが基本です。
刺身包丁がなくても、よく研いだ家庭用の包丁で十分。
力を入れすぎず、包丁をスーッと引くように切ることで、断面がなめらかに仕上がります。
さらに、薄く切りたい場合は、身と手を氷水で冷やしてから切ると、よりスムーズに切ることができます。

3. 魚の種類で厚さを変える
魚の種類によって、最適な厚さが異なります。
脂の乗った魚(マグロ・カツオなど):少し厚めに切ることで、食べ応えが増し、
脂の旨みを存分に楽しめます。
繊細な白身魚:薄めに切ることで、上品で繊細な食感が引き立ちます。
このひと手間で、お刺身の美味しさが格段にアップしますよ。

目で楽しむ「盛り付け方」3つの工夫

料理は味だけでなく、見た目も大切です。
盛り付けを工夫して、食卓に彩りをプラスしましょう。

1. 器選びで美しさを引き立てる
器の色合いは、お刺身の印象を大きく変えます。
白い皿:マグロやサーモンなど、赤身の鮮やかさが引き立ちます。
黒い皿:真鯛やヒラメなどの白身魚が、より美しく映えます。
透明の器:夏場は冷やしそうめんなどに使うガラスの器もおすすめです。
涼しげで豪華な雰囲気を演出できます。

2. 高さを出して「立体感」を演出
お刺身を盛り付ける際は、少し高さを出すと、お店で出てくるような立体的な仕上がりになります。
大葉やわさびをバランスよく配置するのもポイント。
私は自宅にあるきゅうりを薄くスライスして土台にし、高さを出してます。
きゅうりも美味しく食べられるので一石二鳥です。

3. 彩り豊かな「添え物」を活用
添え物の色合いを活かして配置すると、見た目がぐっと華やかになります。
大葉の緑やレモンの黄色は、お刺身の彩り豊かなアクセントにぴったりです。

家庭でも、ちょっとした工夫でお刺身を特別な一皿にすることができます。
ぜひ、ご紹介した方法を試して、ご自宅の食卓を彩り豊かにしてみてください。

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