いつも、私たちの食卓を豊かにしてくれる豊洲市場のプロフェッショナルたち。前回は水産仲卸の皆さんの情熱と仕事ぶりに焦点を当て、心からの感謝を伝えさせていただきました。早朝のセリ場を駆け抜けるターレの姿や、職人の目利き、チームワークに感動された方も多いのではないでしょうか。
今回は、水産仲卸売場と並ぶ豊洲市場のもうひとつの心臓部、青果棟の魅力に迫ります。
さらに、一般の方でも楽しめるおすすめのスポットやグルメについてもご紹介します。雨の日でも濡れずに快適に移動できるデッキが整備されているので、安心して市場散策を楽しんでみませんか。
◆豊洲市場の青果棟とは?
豊洲市場の青果棟は、日本全国、そして世界中から集まる多種多様な野菜や果物が取引される、国内でも最大級の規模を誇る施設です。
鮮度を保つための最先端の設備が整っており、徹底した温度管理のもと、野菜や果物が私たちの食卓へと届けられます。
青果棟では、前日の夕方から深夜にかけて集荷された青果物が、仲卸業者や売買参加者によって、
活気あふれるセリにかけられ、取引されます。その様子は、一般見学者用に設けられた2階の見学通路や見学デッキから見学することができます。
◆迫力の見学スポット
特に圧巻なのが、自動立体低温倉庫です。見学スペースからもその迫力ある姿を見ることができ、
天井まで届くほどの高さに積み上げられた段ボールの山は、見ているだけでも楽しめます。
市場の仕組みを分かりやすく解説してくれる音声ガイドやジオラマも設置されており、大人から子どもまで市場の役割を楽しく学ぶことができます。
◆市場のプロも唸る!おすすめグルメスポット
市場を散策していると、早朝から営業している多くのお店に活気を感じます。
今回は、当社のバイヤーも太鼓判を押すお店「中栄」さんを訪れました。
築地市場時代から100年以上の歴史を持つ老舗で、多くの市場関係者に愛され続けています。
中栄さんのおすすめは、2種類の味を一度に楽しめる「合がけカレー」です。今回は、「ビーフカレー」と「ハヤシライス」をチョイス。
上にキャベツと真ん中に盛られたご飯を挟んで、両側にルーがかけられたシンプルな盛り付けですが、一口食べるとその奥深い味わいに驚かされます。
市場の歴史とともに培われた、唯一無二の味をぜひご堪能ください。
次回予告
今回ご紹介した青果棟や飲食店は、一般の方でも気軽に楽しめるエリアです。
ぜひ一度、豊洲市場に足を運んで、市場の活気と美味しい食事を体験してみてください。
次回の記事では、店舗に到着した新鮮な魚が、調理スタッフの手によってどのように調理され、
お客様の元へ届くのか、その舞台裏をご紹介します。どうぞお楽しみに!