※本メニューは、一部店舗では提供しておりません。また、店舗によって使用している食材の調理方法や、盛り付けが異なる場合がございます。詳細は各店舗までお問い合わせください
居酒屋の「釜めし」といえば、具材を入れて炊くだけの料理だと思っていませんか?
当店がお届けする「地金目鯛釜めし」は、その概念を覆すかもしれません。
主役は、お米でも、具材の蟹でもありません。
お米一粒一粒に浸透している、黄金色の「出汁(だし)」こそが真の主役です。
なぜ、これほどまでに香りが立つのか?
なぜ、満腹なはずなのに箸が進んでしまうのか?
その裏側にある、板場の「仕込み」の物語をお話しします。
知識その① “「始末の心」が生む極上のスープ”
日本料理には「始末(しまつ)の心」という言葉があります。
食材を余すことなく、命を最後まで使い切る精神です。
今回の釜めしで使用する出汁は、刺身や寿司にするために捌いた「房州産 釣り地金目鯛」の「中骨」や「頭(兜)」から抽出しています。
しかし、ただ煮れば良いわけではありません。
魚のアラは、扱いを間違えれば「臭み」の元になります。
✔︎湯引きと掃除
まずアラを熱湯にくぐらせ(湯引き)、冷水に落として、血合いや汚れ、ぬめりを指で丁寧に掃除します
✔︎とろ火の対話
掃除したアラを、昆布や白だしのベースに入れ、沸騰させないギリギリの「とろ火」でじっくりと煮出します。
✔︎濾過(ろか)
浮いてくるアクをこまめにすくい取り、最後にキッチンペーパーで静かに濾します
こうして手間暇をかけることで、雑味のない、透き通った黄金色の「金目鯛出汁」が完成します。
この出汁は、金目鯛が持つ上品な脂と旨味だけが凝縮された、まさに「天然のスープ」なのです。
知識その② “卓上で完成する「香り」のエンターテインメント”
お客様のテーブルには、この特製出汁とお米、そして「炙った地金目鯛」と「蟹のほぐし身」を入れた釜をお持ちします。
固形燃料に火を灯し、約25分 。
グツグツという音と共に、釜の隙間から立ち上ってくる湯気にご注目ください。
最初は炊き立てのご飯の香り、次第に焦げ目の香ばしい匂い、そして最後に、金目鯛特有の芳醇な磯の香りが漂ってきます。
この「香り」の変化を楽しむ時間も、釜めしのご馳走です。
実践!一番美味しい食べ方
火が消えてから数分蒸らし、いざ蓋を開封。
その瞬間、湯気と共に広がる香りを胸いっぱいに吸い込んでください。
まずは、おこげごと底から混ぜ返し、茶碗によそって一口。
具材の地金目鯛は一度炙ってあるため、煮崩れせず、香ばしさが残っています。
蟹の甘みもアクセントになり、噛むほどに旨味が溢れます。
もし、お酒のアテとして楽しむなら、少しだけ「塩」や「わさび」を足してみてください。
出汁の甘みがより一層引き立ち、日本酒との相性が劇的に向上します。
「ご飯もの」の枠を超えた、出汁を味わうための料理。
手間暇かけた黄金出汁の深みを、ぜひ最後の一粒まで味わい尽くしてください。
地金目鯛釜めし(蟹入り、金目鯛出汁仕込み)
価格:1,250円(税込1,375円)
※炊き上がりにお時間をいただきます。お早めにご注文ください








