“いま旬!”食材探求
~秋刀魚塩焼きの香りに誘われて~歴史と全国イベントで味わう“秋の文化”
秋の風が吹き始めると、どこからともなく漂ってくる香ばしい匂い──それが「秋刀魚の塩焼き」。
江戸の昔から庶民に愛されてきたこの一皿は、今や全国各地でイベントとしても楽しまれる“秋の文化”に。
「秋刀魚塩焼き」の歴史をひもときながら、全国の注目イベントを探訪。
焼き網の上で踊る銀の魚が、今年も秋の訪れを知らせてくれます。
「秋刀魚(さんま)」という名は、秋に旬を迎え、刀のように細く銀色に輝く姿から名付けられたと言われています。
江戸時代には庶民の魚として流通し、塩焼きという調理法が定着したのは、保存性と旨味を引き出す合理性から。
特に炭火焼きは、脂の乗った秋刀魚の香ばしさを最大限に引き出す技法として、知られています。
秋刀魚は餌の消化が早く、内臓にえぐみが少ないため、はらわたまで美味しく食べられる珍しい魚。
塩焼きにすることで、皮はパリッと、身はふっくら。
大根おろしとレモンを添えれば、秋の味覚が完成します。
【豆知識】
焼き方の極意は「片面7分、我慢の時間」。
皮がパリッと香ばしくなるまでじっくり焼くのがポイント。
塩はただの調味料ではなく、魚の旨味を引き出す“触媒”。
脂の乗り具合に応じて塩加減を調整するのが職人技。
秋刀魚の塩焼きは、ただの料理ではなく、季節の移ろいを感じる“文化体験”。
その香りは、秋の訪れを告げる風のよう。
~2025年の主な「さんま」イベント~
第33回 根室さんま祭り
日程: 2025年9月27日(土) ~ 28日(日)
場所: 根室港特設会場(北海道根室市)
内容: 秋刀魚の水揚げ日本一を誇る根室市で開催される大規模なイベントです。名物の「岸壁炉端コーナー」では、新鮮なさんまを炭火焼きで味わえるほか、さんまのつかみ取り大会や、さんま料理の販売など、多彩な催しが楽しめます。
第49回 目黒区民まつり(目黒のSUNまつり)
日程: 2025年10月12日(日)
場所: 田道広場公園ほか(東京都目黒区)
内容: 炭火焼きさんまが振る舞われますが、配布は目黒区在住の方のみが対象で、事前申し込みが必要となる場合が多いです。詳細は目黒区の公式サイトをご確認ください。
※掲載したイベント情報は、2025年9月11日時点の予定に基づいています。天候や主催者の都合により、内容や開催日が変更となる場合があります。詳細は各主催者の公式情報をご確認ください
さくら水産の『いま旬!メニュー』では、季節の“いちばん美味しい瞬間”を逃さずお届け。
9月は新物“生”さんまが主役。脂の乗った旬の魚を、職人が丁寧に焼き上げ、数量限定でご提供しています。
秋の夜長に、香ばしい塩焼きと冷酒で一杯。
そんな贅沢なひとときを、ぜひさくら水産でお楽しみください。
※掲載情報:2025年9月22日時点
※当日の漁および、仕入れ状況により、ご提供できない場合がありますので、予めご了承ください
※商品写真の盛付けはイメージです。実際の商品とは異なる場合があります
※一部対象外の店舗があります