秋の味覚といえば、やっぱり「さんまの塩焼き」。
香ばしい皮、ふっくらした身、そして独特の旨みが詰まった内臓まで、まるごと楽しめる一品です。
でも、「骨が多くて食べづらい」「内臓がちょっと苦手…」という声もちらほら。
そこで今回は、当店流の「さんまの塩焼きを余すことなく楽しむ方法」をご紹介します!
■ 内臓が苦手な人でも安心!楽しむコツ
1. まずは背中側から箸を入れる
皮を軽く割って、背骨に沿って身をほぐすと、骨を避けながら食べやすくなります。
※皮は香ばしさの塊!パリッと焼けた部分は、ぜひ一口目に。
2. 内臓は箸でそっと取り除く
苦手な方は、腹側の身を食べる前に、内臓部分を箸で取り除いておくと安心。
3. 骨を崩さずに身を取るには?
頭と尾を軽く押さえて、背骨を持ち上げるようにすると、下の身が綺麗に残ります。
皮が身を包んでいるので、崩れにくく、見た目も美しく仕上がります。
■ 骨せんべい&皮の香ばしさで、旨みとカルシウムを丸ごと!
食べ終わった中骨、捨てるのはもったいない!
骨をカラッと揚げて「骨せんべい」に!
塩をひとふりするだけで、香ばしくてお酒にもぴったりな一品に変身します。
さらに、皮のパリパリ食感も見逃せません。
焼きたての皮は、旨みと香ばしさが凝縮された“隠れ主役”。
骨せんべいと一緒に盛り付ければ、見た目も楽しく、食感のコントラストも楽しめます。
ぜひ、ご自宅でお試しください。
■ 頭や中骨の活用法
・出汁に使えば、旨みが爆発!
頭や中骨を煮出すと、濃厚な魚介出汁が取れます。
味噌汁や炊き込みご飯に使えば、秋の香りが広がります。
・炙って香ばしさをプラス
軽く炙ってから出汁に使うと、皮の香ばしさも加わり、さらに深みのある味わいに。
■ 食材を余すことなく楽しむ
「骨まで愛して」とは、ただの言葉じゃありません。
皮も骨も頭も、最後まで美味しく使い切ることを大切にしています。
エコであり、旨みの最大化でもあるこの考え方は、昔ながらの漁師町の知恵そのもの。
この秋は、ぜひ「さんまの骨まで愛して!」を体験しに来てください。