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“いま旬!”食材探求<第2弾>
「しめさば」の魅力と歴史

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「しめさば」は、日本の食文化を象徴する伝統的な料理のひとつ。
その爽やかな酸味と絶妙な旨味は、多くの人々に愛され、時を超えて食卓を彩り続けています。
「しめさば」の起源やなど、その魅力をご紹介!

「しめさば」の起源と歴史

「しめさば」の誕生は、保存技術が限られていた時代に遡ります。
冷蔵設備が発達する以前、新鮮な魚をいかに保存するかが重要な課題でした。
そのために開発されたのが、酢を使った保存方法です。
酢には防腐作用があり、魚の鮮度を保ちながら旨味を引き出す効果があることから、さばのような足が早い魚を長く楽しむために「しめる」(酢で締める)技法が広まりました。

また「さば」は日本各地で取れる身近な魚であり、地域ごとのアレンジが加えられた「しめさば」が各地に伝わりました。特に北陸地方では、米酢や昆布を使った「昆布締め」などの独特な調理法が発展しています。

「しめさば」の特徴と魅力

「しめさば」の魅力は、そのバランスの取れた味わいにあります。
酢で締めることで、さばの脂が引き立ち、さっぱりとした後味が楽しめます。
また、酢による調理は魚の臭みを取り除くだけでなく、旨味を凝縮させる効果もあります。
そのため「しめさば」は刺身では味わえない独特の風味を持つ料理として知られています。

さらに「しめさば」の製法では、魚の鮮度と技術が味を大きく左右します。
新鮮な「さば」を使用し、適切な時間で酢に漬け込むことで、酢の酸味と魚の旨味が絶妙に調和した一皿が完成します。

現代の「しめさば」

現代では、冷蔵・冷凍技術の発展により、新鮮なさばを簡単に手に入れることができるようになりました。
そのため、より多くの人々が「しめさば」を楽しむ機会を持つようになり、家庭や飲食店でも幅広く提供されています。また「しめさば寿司」や「炙りしめさば」といったアレンジメニューも人気が高いです。

また、近年ではヘルシー志向が高まる中で「しめさば」の低カロリー・高栄養価が注目されています。
豊富に含まれるDHAやEPA、ビタミンDなどは健康維持に役立つ成分として知られています。

「九州さば祭り2025」では、九州産の“とろさば”を使った特別な「しめさば」をご提供しています。
脂が乗った新鮮なさばを絶妙な酢加減で仕上げたこのメニューは、九州の魅力と食文化を感じることができる逸品です。
期間限定のこのイベントを通じて、「しめさば」の奥深い味わいと歴史をぜひお楽しみください。
ご来店をお待ちしております!

※掲載情報:2025年7月28日時点
※当日の漁および、仕入れ状況により、ご提供できない場合がありますので、予めご了承ください
※商品写真の盛付けはイメージです。実際の商品とは異なる場合があります
※一部対象外の店舗があります

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