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【季節の特集】肌寒い夜に心温まる一杯を
 ─ 芋焼酎「お湯割り」の魅力と厳選銘柄 ─

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日本の秋は深まり、心地よい涼しさから、そろそろ肌寒さを感じる季節へと移り変わります。
そんな時、心からおすすめしたいのが、芋焼酎(いもじょうちゅう)の「お湯割り」です。

お湯割りは、ただ焼酎を温めるだけではありません。
温かいお湯によって焼酎の持つ複雑な香りが最大限に引き出され、そのまろやかな旨みと甘みが際立つ、まさに「秋の夜長」に最適な飲み方です。

巷では「やっぱり芋焼酎のお湯割りは格別!」との声も。
お料理と会話をゆったりと楽しむ、至福の時間を演出します。

【芋焼酎の魅力再発見】なぜ「お湯割り」が最高なのか?

芋焼酎は、その名の通りサツマイモを主原料として造られます。
この原料が持つ独特の風味や甘みが、お湯と合わさることで化学反応を起こします。

1. 香りの開花(アロマティック・ブーケ)

お湯の温かさが、焼酎に閉じ込められていた芋の芳醇な香りや、麹由来の複雑な香りをグラスの上にふわりと立ち昇らせます。
この豊かな香りが、飲む前からリラックス効果をもたらします。

2. 口当たりのまろやかさ(極上のテクスチャー)

アルコール度数が和らぎ、口当たりが優しくまろやかになります。
喉越しがスムーズになり、芋本来の優しい甘みと奥深い旨みを存分に感じることができます。

3. 体への優しさ(リラックス効果)

温かい飲み物は、胃腸を温め、血行を促進します。
冷えを感じやすい季節に、心身ともにホッと安らぐ時間を提供します。

厳選!「お湯割り」で味わい深い芋焼酎

好みや、その日のお料理に合わせて楽しめる、個性豊かな3つの芋焼酎を紹介

土の香りと力強い甘み:『もぐら』

蔵元:さつま無双(鹿児島県)
特徴:昔ながらの甕仕込み(かめじこみ)にこだわる蔵元が造る、通好みの銘柄です。
その名の通り、土の中で力強く育ったサツマイモの香りを思わせる、奥深い風味と、しっかりとした芋の甘みが特徴。
濃厚な旨味がありながら、後味はキレがあり、何度飲んでも飽きがきません。

お湯割りの醍醐味:
力強い個性がお湯によって丸みを帯び、どっしりとしたコクと芳醇な香りがより一層際立ちます。

おすすめの利用シーン:
仕事で疲れた日の終わりに、しっかりとコクのある料理(揚げ物や濃厚な肉料理)と合わせてじっくり味わいたい時に。

黒麹が生み出すふくよかな味わい:『黒白波(くろしらなみ)』

蔵元:薩摩酒造(鹿児島県)
特徴:黒麹(くろこうじ)を使用することで生まれる、ふくよかで芳醇な香りが魅力の薩摩焼酎の代表格の一つです。
口に含むと、トロリとした甘みと、重厚なコクが広がり、まさに「王道」の芋焼酎の味わいを提供します。

お湯割りの醍醐味:
黒麹特有の香りが立ち、甘さが引き立ちます。
まろやかで優しい口当たりは、食中酒としても抜群の相性です。

おすすめの利用シーン:
季節の魚の煮付けや、味噌ベースの田楽など、和食全般に合わせて。
飲み疲れしない、毎日飲みたい一本です。

飲みやすさとキレの良さの定番:『白霧島(しろきりしま)』

蔵元:霧島酒造(宮崎県)
特徴:独自の「霧島裂罅水(きりしまれっかすい)」と、丁寧な仕込みにより、「トロッとした甘み」と「キリッとした後味」を両立させた、言わずと知れた定番中の定番。
芋焼酎初心者の方にも自信を持っておすすめできる、バランスの良さが魅力です。

お湯割りの醍醐味:
優しい甘さが前面に出て、非常に飲みやすくまろやかになります。
口の中で広がる上品な香りと、後味の爽やかさで、ついつい盃が進みます。

おすすめの利用シーン:
串焼きやさっぱりとしたおつまみ、または最初の一杯としても。
どんな料理にも合わせやすい万能な味わいです。

匠の技!「お湯割り」を極める豆知識

ご家庭でも、お店でも、芋焼酎のお湯割りを最高に美味しく召し上がっていただくための秘訣があります。

それは「お湯を先に、焼酎を後に」注ぐことです。

黄金比:一般的には焼酎6:お湯4、または焼酎5:お湯5がおすすめです。
手順:まず温かいお湯をグラスに注ぎ、その後に焼酎を静かに注ぎ入れます。
理由:比重の軽い焼酎が、お湯と対流を起こし自然と混ざり合います。
これにより、焼酎が急激に温度変化することなく、ゆっくりと温められ、最も香りが際立つ状態で楽しむことができるのです。

秋が深まる今、当店自慢の旬の味覚と、心温まる「芋焼酎のお湯割り」で、特別なひとときをお過ごしください。

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