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【コラム】本まぐろをあますところなく食らい尽くす至福。

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おいしくて健康にも良いまぐろ

いわゆる“本まぐろ”というのは、まぐろの中で最も高級とされる「クロマグロ」のことを指します。冷凍技術の発達で、通年をとおして食べられるまぐろではありますが、実は一番脂がのるのは寒い冬の時期なんです。
まぐろはおいしいだけではなく、筋肉の中にふくまれるアンセリンという物質が、元気な力を保ち、疲れをとる効果もあるといわれ、健康面でも注目されています。ほかにも、健康に必要なアミノ酸やたんぱく質もたっぷり。まぐろを食べることは本当に体にいいんですね!疲れが溜まったら“うなぎ”もいいですが、まぐろの存在も思い出していただけるとまぐろ冥利につきます。

部位によって異なる旨さ

「大トロ」「中トロ」「赤身」・・・などまぐろは部位によって呼び方が違いますね。「大トロ」は腹身の最も脂が多い部分で、口に入れた瞬間とろけるような、脂の旨味と甘味が感じられるのが特徴です。「中トロ」は腹身と背身にあり、大トロ、赤身、血合いを除いた部分を指します。適度に脂がのっていて、病みつきになる旨さ。「赤身」は背側にあり、脂は少なくあっさりとした食味。低カロリー高たんぱくのヘルシー食としても人気です。

希少部位に注目!

ほかにもたくさんあります。1尾のまぐろから2個しかとれない「ほほ肉」は焼いたり、ステーキにすることでお肉のような食感が楽しめます。エラの部分「カマ」、「カマトロ」は焼くのはもちろん、鍋や煮込みにすることでほろほろトロっとした味わいに。中骨についている「中落ち」はスプーンでこそげとってねぎとろに。まぐろの頭をまるまる焼く“兜焼き”では、大トロや中トロとは違う脂ののった「脳天」、コラーゲンたっぷりの「目玉」も楽しめます。このように頭から尻尾まで、それぞれ違った味と食感、料理法で楽しめるのがまぐろの魅力です。

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